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ルルを全力で救済
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ドエス祭りに参加させていただきました~
あんまりドエスでもないような気がしなくもなくもないけど・・・、今はこれが精一杯。
エロ書ける人って素晴らしいっ!!

ドエス祭り

「やっ・・・イタイ・・・・もうっ、やめ・・・」
「って、まだ始めたばかりじゃないか。それに、やっといた方が君のためだよ?」
「でも・・・っ」

涙声で懇願する皇帝の声にも、彼の騎士は怯まなかった。ここで怯んでいたらこの先一歩も進めないからだ。

「とは言っても、痛いと余計に緊張して筋肉が固くなるし・・・」
「だろう? 今日はもう・・・止めにしよう」
「って、昨日もそうやって逃げたじゃないか。今日はもうちょっとやるよ。でないと僕がいつまでたっても辛いんだ」

そう、麗しの皇帝様も確かに酷い目にあったかもしれないが、それはある意味、自業自得な事であって。
彼の騎士が酷い目にあったのも、因果応報な事ではあるのかもしれないが。
それもこれも、皇帝様の努力次第でなんとかなる・・・・かもしれないのであれば、心を鬼にしてでも、皇帝様に頑張ってもらわねばならないのであった。

「お風呂の中とかなら、もうちょっと楽なのかな。今度試してみる?」
「のぼせるからヤダ」
「って、即答ですか。試してもいないのに拒否するのはダメだよ。ルルーシュ」
「五月蝿い、そんなこと考えなくたって判りそうなものだろう」
「じゃあやっぱり、こういう地道な努力をしないとね。」
「くっ・・」

他の人間相手だったらいくらでも言葉でやり込める事が出来るのに、己の騎士だけは思うようにならないどころか、良いようにされてしまうのは何故なんだろう。と、答えの出ない考えに陥っている間に苦行は終わったようだ。
ベッドに懐いて荒い息をしていると、今度はうって変わって優しい仕草で足をマッサージしてくれる。まるで飴と鞭を使い分けられてるかのようだ。

「運動は苦手だとは思ってたけど、ルルーシュの体がこんなに固いって判ってたら、もちょっと加減したんだけどねぇ」
「固くて悪かったな。だから、止めろって言ったのにお前が聞かないから悪いんだ」
「え~、だって、ああいう時に止めろと言われて止める男なんていないよ?」

今だって華奢な足をマッサージしているだけでも欲情してきているのに。先ほどまでの行為はルルーシュにとって拷問のようであったとしても、あえぎ声だって目を瞑って聞いていればあの時の声のようでもあるし。だがしかし、理性を手放してこのまま抱いてしまうと以前の二の舞になるのは目に見えている。


あれは、今思い出しても下半身に激痛が走る悪夢のような出来事だった。

紆余曲折を経てようやく両思いを確認したのは良いが其処からも長かった。うっかり遠い目になってしまいそうな位、長かった。
ルルーシュの愛情の種類が兄妹愛とか家族愛に限定して過剰に有り余っているせいか、恋愛における愛情というのを全く理解していないのを一から教育しつつ誘導し、やっと一緒に寝る事が出来、これで男の本懐を遂げられる。と、喜ぶスザクが「止めろ」で止まれるわけもなく。だって18だよ。やりたい盛りだよ。十分我慢したし、耐えたんだよ。と、ここで待つなんて何の拷問? と、理性が負けたのが運の尽き。
普段から運動不足で、なおかつ身体の固いルルーシュが足を攣ってしまったのである。

そりゃ、ルルーシュも痛かったと思うよ。思うだけで、実はスザクは足が攣るとかそういう目にあったことが記憶がなくて余りわかってないのだが。
でも、ルルーシュの中にいた自分だって、それはそれは痛かったのである。
足が攣ることによって全身が緊張し、スザクを締め付けることでさらに痛みが増して・・・
悪循環エンドレスな状態をどうやって脱したかスザクにとっても記憶が曖昧であった。
それ以来お預けなのも仕方ないが、状態を改善すべく皇帝様の食事や運動にも気をくばり、ストレッチにも励んでいるのだった。


マッサージの心地良さに放心しているルルーシュの足の付け根あたりをそれとなくマッサージをする。
感度の良いルルーシュの事なので、ピクリッ、ピクリと感じているのが掌を通して伝わってくるが、やましいことは何一つしてません。マッサージをしています。と、甘い空気を出さずになおも続けていくと放心状態で弛緩していた身体がまた緊張していく。

「どうしたの、ルルーシュ? 固くなってきてるよ?」
「おまえがっ・・・」
「ボクが? どうしたの?」
「・・・くっ・・・」
「言ってくれなきゃわからないよ?」

と、言いながらも手は止まらない。あくまでマッサージをしてます。と、言えなくもないがギリギリでセクハラかもしれないラインをたどっていく。

「スザクっ!! もう・・・マッサージもいらない・・・・」
「ダメだよ。だってまた固くなってきちゃってるのに、ほぐしておいた方がいいよ」
「・・スザク・・・」
「それに・・・、固くなってるのは、足だけじゃないよね?」

シーツを握り締めて何かを堪えるように固くなっているルルーシュを、シーツから簡単に引き剥がして表に返して前をさぐるとしっかりと固くなっている彼のものが手に触れる。

「ここも柔らかくした方がいいよね?」
「やめろっ!!」
「マッサージしてるだけだよ、ルルーシュ。それとも自分で柔らかくしてみる?」
「バカっ!!」

口論しながらも、パジャマのパンツを剥いていく。非力な皇帝様の抵抗なんて帝国随一の騎士にとっては赤子の手をひねるよりも簡単なことだった。

「せっかく、解してたのにこんなに固くしちゃって。」

溜めた涙をこぼしているかのような彼の物を指で弾く。

「うっ・・・」
「手でするのも勿体無いから、口でしてあげるね。あ、そうだ・・・・ボクのも、あとでやってね。こういうのってギブアンドテイクって言うんだよね?」
「はしたない事を爽やかな笑顔で言うなーー」

まだまだ道のりは長いようです。

END
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